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流入経路とは

流入経路とは、ユーザーがどこからあなたのWebサイトに訪問してきたかを示す「訪問元」のことです。言い換えると、ユーザーがWebサイトにたどり着くまでに通った“道筋”を表しています。この情報は、アクセス解析やマーケティング施策の効果を測定する上で非常に重要な指標の一つです。

たとえば、Googleで検索して表示されたページをクリックして訪問したユーザーは「検索エンジンからの流入」、Instagramの投稿に貼られたリンクをクリックして来たユーザーは「SNSからの流入」となります。
また、URLを直接ブラウザに入力したり、ブックマークから訪れた場合は「ダイレクト(直接流入)」と分類されます。

Webサイトへの流入経路は主な分類

Organic Search(自然検索)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンを通じて、広告を経由せずに訪問した場合。

Paid Search(検索広告)

Google広告やYahoo!広告など、検索エンジン上に表示されるリスティング広告を経由した訪問。

Social(SNS)

FacebookやInstagram、X(旧Twitter)など、ソーシャルメディアを通じた訪問。

Referral(リファラル)

他のWebサイトやブログに掲載されたリンクを経由して訪問した場合。

Direct(ダイレクト)

URLを直接入力したり、ブックマークから訪問した場合。

Email(メール)

メルマガやステップメールなどに記載されたリンクをクリックして訪問した場合。

Display(ディスプレイ広告)

バナー広告や画像広告などをクリックして訪問した場合。

Unassigned(未分類)

情報が不足していて分類できなかった流入。

これらの流入経路を正確に把握することで、「どのチャネルからどれだけのユーザーが来ているのか」「どの経路が最も成果につながっているか」などを分析することができます。たとえば、検索エンジンからの流入が多ければ、SEOの取り組みが効果を発揮しているといえますし、SNSからの流入が増えていれば、SNS投稿がうまく届いていることがわかります。

このように、流入経路の分析はWebサイトの改善に直結する重要なデータです。Google Analytics 4(GA4)などのアクセス解析ツールを活用すれば、流入経路ごとのユーザー数や滞在時間、コンバージョン(成果)の違いを可視化し、今後の施策の優先順位を決める判断材料とすることができます。