2022.3.13|Web知識

サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法

サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法

Webサイト公開前に独自でBasic認証(ベーシック認証)を掛ける時に、「.htaccessファイル」と「.htpasswdファイル」をアップする必要がありますが、レンタルサーバーやサーバーの種類によって「.htaccessファイル」に「.htpasswdファイル」のディレクトリやドキュメントルート(フルパス)を設定して場所を指定する必要があります。

今回は、サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法を解説します。

サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法

ディレクトリ階層やドキュメントルート(フルパス)は、レンタルサーバーを利用していれば、コントロールパネルや契約時のメールに記載されている場合もありますが、わからない場合はPHPファイルを利用して調べる事ができます。

1.ドキュメントルート(フルパス)を調べる「test.php」ファイルを作成

ドキュメントルート(フルパス)を調べる為の「test.php」という名前のファイルを作成します。
※ファイルの名前は何でもよいです。

サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法

2.ドキュメントルート(フルパス)を調べるコードを「test.php」ファイルに記述

「test.php」ファイルを開き、ドキュメントルート(フルパス)を調べるコード(phpinfo関数)を記述します。 コード(phpinfo関数)を記述したらファイルを保存してファイルの作成は完了です。

ドキュメントルート(フルパス)を調べるコード
<?php
phpinfo();
?>

3.「test.php」ファイルをサーバーにアップロード

作成した「test.php」ファイルをFFFTPなどのサーバークライアントソフトで調べたいディレクトリのアップロードします。

サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法

4.Webブラウザで「test.php」にアクセス

「test.php」ファイルをアップロードしたディレクトリをWebブラウザでアクセスします。
WebブラウザにアクセスするとPHPの設定情報が表示されます。
PHPの設定情報を下の方にスクロールすると「SCRIPT_FILENAME」という項目があり、「test.php」ファイルが実行されているドキュメントルート(フルパス)が表示されます。

サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法 サーバーのディレクトリ階層のドキュメントルート(フルパス)を調べる方法
おすすめレンタルサーバーの選び方と比較ポイントを徹底解説!レンタルサーバー人気ランキング6選

まとめ

Basic認証(ベーシック認証)を掛ける時に、ディレクトリ階層までのドキュメントルート(フルパス)の調べ方がわからないと、どうしようもない場合もあります。phpファイルで調べる方法を知っておくと簡単に調べることができますね。レンタルサーバーはコントロールパネルで調べることもできるサーバーもありますが、中には全く調べることができないサーバーもありますので知っておくと良いでしょう。