2022.6.7|Webデザイナーになる方法

会社勤務のWebデザイナーの平均年収と独立したフリーランスWebデザイナーの平均年収の違い

会社勤務のWebデザイナーの平均年収と独立したフリーランスWebデザイナーの平均年収の違い

人気な職業としてIT業界は上位に位置付けられていいますが、その中でも年収の高いITエンジニアやプログラマーの仕事は人気な職業ですが、Webデザイナーの職業も人気の職業のひとつとされています。
IT業界の中でも職業は沢山ありますが、職業によって年収の高い職業もあれば、平均年収水準を下回る職業もあります。ITエンジニアやプログラマーはその中でも平均水準を大きく超える年収が見込めることで人気が高いとされています。これからIT業界を目指す人やIT業界に興味を持っている人もいると思いますが、IT業界全ての職業が稼げているわけではありません。
その中でもWebデザイナーという職業の平均年収は、平均年収と比べても高いとは言えません。
しかし、Webデザイナーの仕事内容は業務の幅が広く経験によって平均年収は大きく変わり、平均水準より高くすることもできます。

今回は、会社勤務のWebデザイナーの平均年収と独立したフリーランスWebデザイナーの平均年収の違いを解説します。

Webデザイナーの平均年収

Webデザイナーになりたい人、Webデザイナーに転職を考えている人の多くが気になるのは年収です。

「Webデザイナーは稼げる」
「Webデザイナーは年収が高い」

など、イメージを持たれる人も多いですが、Webデザイナーはスキルや技術力の幅が広く、経験や知識も含み勤務先や勤務形態によって年収は異なります。また、一般企業やインハウスデザイナーで働く場合とフリーランスで働く場合は、働き方も異なりますが年収は大きく異なります。

会社に勤務した場合

一般企業やインハウスデザイナーとして会社に勤めた場合、地域や会社の規模により平均年収は変動しますが、技術や経験によって年収は左右されます。
職種問わず2021年の年代別の平均年収は、20代が「341万円」、30代が「437万円」、40代が「502万円」、50代が「613万円」となっています。

平均年収(年代別・年齢別の年収情報)
年代 全体(年収) 男性(年収) 女性(年収)
20代 341万円 363万円 317万円
30代 437万円 474万円 378万円
40代 502万円 563万円 402万円
50代以上 613万円 664万円 435万円

出典:転職・求人doda(デューダ) 平均年収ランキング

2021年の調査結果では、一般企業で働いた場合の平均年収が20代から40代の間でも341万円から502万円の間ですが、Webデザイナーで働いた場合の平均年収は、20代が「327万円」、30代が「388万円」、40代が「431万円」、50代が「414万円」となっています。
doda(デューダ) の調査結果を見ると、他職種と比べてもどの年代を見ても比較的水準は低いと言えます。

Webデザイナーの年代別平均年収
年代 全体(年収)
20代 327万円
30代 388万円
40代 431万円
50代以上 414万円

出典:転職・求人doda(デューダ) 平均年収ランキング

Webデザイナーの業種だけだと比較的低い年収の位置にいますが、経験を積んで知識や技術を磨いたWebデザイナーの中には、クリエイティブディレクターやWebディレクター、Webマーケティングとキャリアチェンジする人も少なくありません。スキルアップしてキャリアチェンジすることで平均年収アップを実現している人もいます。
また、プログラムやシステム開発の知識や開発案件の経験を積み「ITコンサルティング」や「プロジェクトマネージャー」などのキャリアチェンジすることで大幅に年収は変わってきます。

IT業種別平均年収
職種 全体(年収)
プロジェクトマネジャー 671万円
ITコンサルティング 458万円
代理店(広告/SP/PR) 426万円
ネット広告/Webマーケティング 416万円
クリエイティブディレクター 489万円
Webディレクター 442万円

出典:転職・求人doda(デューダ) 平均年収ランキング

また、doda(デューダ)の調査結果以外の調査結果も見てみましょう。
求人ボックス(給料ナビ)の調査結果を見てみると、2022年4月の求人統計データでは、webデザイナーの正社員で働いた場合の平均年収は「444万円」となっています。
これらの統計データを見るとWebデザイナーの年収はおおよそ327万円から444万円が平均水準となります。

Webデザイナー平均年収
職種 全体(年収)
Webデザイナー 444万円

出典:求人ボックス(給料ナビ)Webデザイナー平均年収

フリーランスとして活動を行う場合

一般企業やインハウスデザイナーとして会社に勤めた場合とフリーランスとして活動を行う場合の大きな違いは保証がないことです。フリーランスのWebデザイナーとして活動を行う場合は、案件を持続的に獲得する必要があります。営業は全て自分で行い、案件を獲得できないと収入は不安定になりやすいです。

職業問わず、フリーランスとして一般的な年収は300万円から400万円とされていますが、Webデザイナーの場合は、スキルや経験によって収入が大きく変動するので一般的なフリーランスの水準よりは高いと考えられます。

出典:首相官邸(フリーランス実態調査結果)

フリーランスWebデザイナーの場合は、案件を持続的に獲得できないと収入は不安定にはなりますが、中には800万から1,000万円を超えている人も沢山います。
最初から高い水準の年収を稼げるとは限りません。Webデザイナーはスキルや知識も重要ですが、最も重要なのは経験です。経験年数が浅いとまだ経験していない技術や、まだ知らない知識や情報も沢山でてきますし、経験値によってこなせる仕事もあれば、技術的に出来ない仕事や分からない仕事もあります。経験を積むことで高単価の仕事を受注することができたり、仕事の幅を広げることもできます。

また、経験を積んで、ディレクションやマーケティングの知識を付けることで年収アップを期待できます。
ディレクション業務やマーケティング知識は企業にとっても特別視されているため、ポジションとしての需要は高いとされています。

Webデザイナーフリーランス平均年収
経験年数 全体(年収)
1年(初級者レベル) 250万円~450万円
3年(中級者レベル) 400万円~600万円
5年以上(上級者レベル) 600万円以上
5年以上(上級者レベル+マーケティングスキル) 750万円以上
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まとめ

実際Webデザイナーになると、仕事の業務内容の幅が広いので終わりがないとも言える仕事です。その分やりがいも沢山ありますし、スキルアップやキャリアアップはいくらでも出来ます。一般的にはWebデザイナーの平均年収は低いとも言われていますが、他の職業に比べて実力しだいでいくらでも変えていく事はできます。
今はインターネットやWebサービスが復旧しているため勉強や学習する方法は沢山あるので独自の勉強方法を考えていけば自分の目指すWebデザイナーにはなりやすいです。