2022.4.9|Webデザイナーになる方法

Web業界で働くなら仕事内容を知ろう。Web業界9つの職種と必要なスキル

Web業界で働くなら仕事内容を知ろう。Web業界9つの職種と必要なスキル

近年、インターネットサービスは急速に普及し、WebサービスやWebビジネスの需要が高まってきています。IT業界やWeb業界に興味をもつ方も増えてきています。

IT業界やWeb業界の人気度があがり、

「Web業界で働きたい」
「Web業界に転職をしたい」

という方も増えてきていますが、Web業界で働くにも沢山の職種があります。

Web業界に興味をもち転職を考えていても実際

「どんな仕事をしているのか」
「どんなスキルが必要なのか」

を知っていないと転職活動も失敗に繋がってしまいます。また、IT業界と言ってもIT業界とWeb業界では仕事内容や特徴は全く異なります。

今回は、Web業界で働くなら仕事内容を知ろう。Web業界9つの職種を解説します。

Web業界とは?

「Web業界」とは、インターネットを通じてサービスを提供するビジネス業界です。
一般的に「Web業界」と言われていますが、「Web業界」はIT業界の中に区分する業界です。

「Web業界」は、ホームページやネットショッピングの制作や運用、インターネット広告やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を利用してサービスを行う業界です。

1995年に、Windows95が発売されパソコンやインターネットが普及され、その後、一般家庭でもパソコンやインターネットを利用する人が増えました。
1996年にヤフー株式会社が設立され、1998年にはGoogle社が設立され、インターネット検索エンジンが登場してWebサイトの検索が一気に便利になり、インターネットの利用者が増え、日本でもmixiやAmebaBlog、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が登場し、インターネットを利用してビジネスを行う会社が増えました。

パソコンやインターネットの登場と同じように「Web業界」は古くからある業界です。
今でも、インターネットを利用したあらゆるサービスが増え「Web業界」のビジネスはますます幅が広がっています。

IT業界とWeb業界の違い

IT業界の中に区分されるため、間違える方もいますがIT業界とWeb業界は全く異なる業界と言えるくらい仕事が内容が異なります。

IT業界の分野は、

「通信」
「ソフトウェア」
「ハードウェア」
「情報処理サービス」
「インターネット・Web」

の大きく5つに業界に分けられています。

このようにWeb業界は、IT業界を細かく分けた一部の業界になります。
IT業界とWeb業界の違いを簡単にご説明すると

「システムやインフラを提供するサービス」
「インターネット通して提供するサービス」

の、2つの違いです。

2つの言葉の違いを見てわかるように、IT業界とWeb業界では仕事の内容が全く異なります。
Web業界のお仕事は、ホームページ制作や広告、SNSを利用したサービスの提供がお仕事ですが、IT業界のお仕事は、システム開発やプログラミングのサービスを提供するのがが主なお仕事です。一般的には、システム・ソフトウェア開発の提供はIT業界、ネットを通じて商品やサービスを提供するのはWeb業界と認識されています。

Web業界9つの職種と必要なスキル

Web業界とには様々な職種があります。Web業界で仕事をしたいと言ってもWeb業界には細かく区分すると沢山の職種に分けられます。

Web業界における主な9つの職種を解説いたします。

【Web業界 9つの職種】
・Webコンサルタント
・Webプロデューサー
・Webディレクター・プランナー
・Webデザイナー・UI/UXデザイナー
・フロントエンドエンジニア・コーダー
・Webマーケター
・Webエンジニア・プログラマー
・Webオペレーター・Webサイト運営
・Webライター・カメラマン

Webコンサルタント

Webコンサルタントの仕事(業務)は、専門知識を活用して、クライアントに対して業務やサービス・ビジネスを客観的に見て、市場調査や競合調査を行い、問題点や原因を追究して対策案を施策し、目的を達成するためにサポートを行う仕事です。

Webサイトやショッピングサイトを活用してビジネスを行っている企業や店舗は業種が異なれば抱える問題も異なります。Webコンサルタントは、それぞれの業界にあった「市場調査」「競合調査」を行って現在の問題点や改善点を洗い出し、次の目的に合った戦略を考えます。
また、Webサイトの分析や運用サポートからWebの集客やマーケティングのサポートも関わります。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②リサーチ・情報収集能力
③問題解決力
④論理思考力
⑤発想力
⑥ビジネスセンス
⑥Webマーケティング知識
⑧情報のアップデート能力
⑨Web・システム知識
⑩リサーチ・情報収集能力
⑪デザインセンス
⑫SEO知識

Webプロデューサー

Webプロデューサーの仕事(業務)は、市場分析や予算計画、スケジュール・工程管理から全体的な企画や計画と総括的なマネージメント・プロデュースを行う仕事です。
Webサイトを立ち上げる前に、サイトのイメージ、コンセプト、ターゲットを確立させ、立ち上げるための納期、予算、人員の管理を行うのもWebプロデューサーの仕事です。
また、Webプロデューサーは、マーケティングや広告の知識も必要とされます。

Webプロデューサーは、WebデザイナーやWebディレクターの経験を積んでWebプロデューサーになることが多いです。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②リサーチ・情報収集能力
③論理思考力
④発想力
⑤ビジネスセンス
⑥Webマーケティング知識
⑦情報のアップデート能力
⑧Web・システム知識
⑨デザインセンス
⑩SEO知識

Webディレクター・プランナー

Webディレクター・プランナーの仕事(業務)は、Webサイト制作の責任者であり制作チームをまとめる仕事です。
クライアントからのコンセプトや要望のもとに全体設計、デザイン設計を組み立て、WebデザイナーやWebエンジニアなどの指揮をとりチーム全体の管理を行います。
また、プロジェクトメンバーのスケジュールや進歩状況などの管理や課題や問題の解決や最終納品前のデザイン確認やクオリティチェックも行います。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②企画・提案能力
③指揮・進行管理能力
④見積もり・予算管理能力
⑤ヒアリングスキル
⑥マネジメントスキル
⑦問題解決スキル
⑧Web・システム知識
⑨デザインセンス

Webデザイナー・UI/UXデザイナー

Webデザイナー・UI/UXデザイナーの仕事(業務)は、主にWebサイトのデザインを担当する仕事です。
Webディレクター・プランナーの指示や設計書をもとにデザインを制作する仕事です。
Webデザイナー・UI/UXデザイナーが制作したデザインは、フロントエンドエンジニア・コーダーへ受け渡すのが仕事ではありますが、デザインとコーディング両方の作業を行う場合もあります。※技術力や会社の方針によって異なります。

Webデザイナー・UI/UXデザイナーは、一般的に使うソフトは、Photoshop、Illustrator、Dreamweaverなど利用し、Webサイトの配色やレイアウト、フォントの選定などデザインに関わる業務全て担当します。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②デザイン知識
③グラフィックツールスキル
④デザインスキル
⑤Webサイト企画・設計能力
⑥UI/UXデザイン知識

フロントエンドエンジニア・コーダー

Webデザイナー・UI/UXデザイナーの仕事(業務)は、主にWebデザイナーから受け渡されたデザインのコーディングを担当する仕事です。

フロントエンドエンジニア・コーダーは、HTML、CSS、JavaScriptなどを用いて実装を行ったりブログツール(CMS)を利用してWebサイトを構築します。
パソコン、スマートフォン、タブレットに合わせてデザインを形にしていくお仕事です。 また、JavaScriptを用いて、アニメーションやエフェクト要素を付け加えて動きのあるWebサイトなど、ユーザーが見える部分に技術を費やします。

【必要なスキル】
①デザイン知識
②グラフィックツールスキル
③デザインスキル
④コーディングスキル
⑤Webサイト企画・設計能力
⑥CMSツールスキル
⑦UI/UXデザイン知識
⑧プログラミング知識
⑨SEO知識
⑩Webライティング知識

Webマーケター

Webマーケターの仕事(業務)は、WebサイトへのPRや集客、購入や会員登録、資料請求などサービスの知名度の向上や商品の購買率を上げるためのマーケティングを担当する仕事です。

マーケティングを施策するにあたり、Webサイトの効果測定や分析、解析を繰り返してより効果的な戦略を考えます。 また、Webマーケターのお仕事は、PRや広告だけでなくソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の運用も仕事のひとつであり、Webの集客率を上げるためにあらゆる戦略を立てて、アクセス数やコンバージョン率といった目的に向かって業務を行います。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②デザイン知識
③マーケティング(PR・広告)知識
④データの収集・分析能力
⑤SEO知識
⑥メールマーケティング知識
⑦Webライティング知識
⑧SNS知識

Webエンジニア・プログラマー

Webエンジニア・プログラマーの仕事(業務)は、Webサイトに関連するWebシステムの開発や運用を担当する仕事です。
Webエンジニア・プログラマーは、Webサービスの構築や開発だけでなくサーバーの管理やセキュリティの施策などWebサイトの裏側の業務が多い仕事です。
Webデザイナーやコーダーとは異なり、PHP、Java、Ruby、SQLなどのプログラミング言語を利用して開発を行います。 また、Webシステムだけでなくアプリの開発や機関システム開発など幅広い職種です。

【必要なスキル】
①論理的思考力
②データの収集・分析能力
③コーディングスキル
④システム開発・プログラミングスキル
⑤サーバーサイドスキル
⑥データベーススキル
⑦セキュリティ知識
⑧開発ツールスキル

Webオペレーター・Webサイト運営

Webオペレーター・Webサイト運営の仕事(業務)は、Webサイトの日々の運用管理を担当する仕事です。
日々のWebサイトの更新作業や文字や簡単な修正業務からお客様対応や運用上の不具合などにも対応する場合があります。
また、画像の変更や技術を持つ人員であればレイアウトの調整や多少のHTML・CSSの修正を任される場合があります。 企業によって担当範囲は異なりますが、Photoshop、Illustratorを使用した簡単な作業やWordPressなどのCMSツールのテーマの修正を行う場合もあります。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②CMSツール知識
③オペレーター実務能力
④簡単なグラフィックツールスキル
⑤簡単なコーディングスキル
⑥デザイン・文章編集能力
⑦データ入力・管理能力

Webライター・カメラマン

Webライターの仕事(業務)は、Webサイトの掲載する記事の執筆やコンテンツのコピーライティングの業務を担当する仕事です。
執筆する媒体はさまざまですが、主にコラム、商品説明、ブログ記事、ニュースなどの文章やSEOを意識したコンテンツマーケティングに沿った執筆を行います。
Webカメラマンの仕事(業務)は、企業のコーポレート用の写真やショッピングサイトに利用する商品写真の撮影を担当する仕事です。

【必要なスキル】
①コミュニケ―ション能力
②ライティング・撮影能力
③ヒアリング能力
④パソコンスキル
⑤文章力
⑥情報整理能力
⑦SEO知識
⑧スケジュール管理能力

まとめ

Web業界に興味をもってもらえる方が増えるのも嬉しいですが、何も知らないで転職や就職をしてしまうと、いざ業務が始まりお仕事をしてると考えていたお仕事と違ったなど、自分で理解していた仕事と異なることが出てくる場合があります。Web業界に興味をもち、就職や転職をお考えの方はWeb業界はどんなお仕事をしているか知ってから就職・転職活動を行いましょう。