2021.12.7|SEO対策

日本語ドメインはSEO効果はあるのか?

日本語ドメインはSEO効果はあるのか?

Webサイトを立ち上げるのに必要なドメインですが、ドメインの中にも「日本語ドメイン」と呼ばれるドメインがあります。
Webサイトを活かしていくのにマーケティング活動やSEO対策は欠かせません。マーケティング活動もそうですが、SEO対策の項目を上げると数知れないほど対策項目は沢山あります。そのうちのひとつとして日本語ドメインはSEO対策が期待できると言われています。

日本語ドメインが取得できるようになって数年経ちましたが、
今はどれほどの効果があるのか解説いたします。

日本語ドメインとは?

日本語以外のドメインは
「kingsite.jp」や「shogo-adachi.com」のように英数字(アルファベット、数字、ハイフン)で作られたドメインですが日本語ドメインは「デザイン会社.com」や「クリエイター.net」のように馴染みのある日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)などが使われているドメインを指します。

従来のドメイン名に使用されているのは英数字のみでしたが、
IDN(Internationalized Domain Name 国際化ドメイン名)」という技術により、日本人にわかり易い日本語ドメイン名のように、非英語圏のインターネットユーザにとって、よりわかりやすい文字を使用したドメイン名を利用することができるようになり、日本では2001年にJPRS(日本レジストリサービス)が日本語ドメインの登録サービスを開始しました。

日本語ドメインが変換されるピュニコード

日本語ドメインのように英数字以外の言語で入力される国際化ドメインは、インターネット通信時に使われるDNSサーバーで処理する為、Punycode(ピュニコード)という文字列によりASCII文字に変換されます。
日本語がPunycode(ピュニコード)に変換した場合「xn--」から始まる英数字と(-)ハイフンに変換されます。

(例)
変換前:デザイン会社.com
変換後:xn--eck9awc8jl89ln34c.com

日本語ドメインを利用するメリット

視認性が高く注目されやすい

ドメイン名が日本語であることで、覚えられやすいです。
また、ドメイン名は、企業名やサービス名で利用することも出来ることで内容の理解がしやすいです。
日本語ドメインを利用することで明らかに視認性が高くインパクトはありり、ドメインをサービス名にすることで、どんなサービスを行っているかが一目でわかるので、サービスのブランディング効果に期待できます。
英数字表記のドメインより日本語ドメインの表記の方が、サイト内のイメージをしやすいく、クリックを誘導する効果も期待できます。

希望するドメイン名が取得しやすい

日本語ドメイン登録者件数も増えてきて一般化しつつありますが、英数字ドメインと比較すると圧倒的に少ないです。英数字ドメインだと希望するドメインが中々取れないことがよくありますが、日本語ドメインはまだまだ取得できる可能性が高いです。
「デザイン会社.com」のようにわかり易いドメインを取得することも可能です。

検索結果からの訪問数が上がる

ブラウザで検索した結果で表示されるURLがそのまま日本語ドメインが表示されるので視認性が高く、検索ユーザーの目に留まり易く、英数字ドメインより訪問すの増加は期待できます。

アンカーリンクとしての効果を獲得

検索エンジンへのランキング評価としての効果はほとんどないかと思いますが、アンカーテキストを利用したリンクの設置、アンカーリンクとしてのSEO対策としての効果は得ることができます。
アンカーリンクを設置することによりユーザービリティや検索エンジンへの評価を高めることができます。

日本語ドメインを利用するデメリット

ブラウザ以外ではURLが変わる

日本語ドメインでは、Webサイト閲覧中はURLが日本語ドメインになっていますが、URLを紹介したいときやSNSで公開するときはPunycode(ピュニコード)で変換されたドメインに変わってしまいます。
せっかく日本語ドメインで運営を行っているのにドメインが文字列に変わってしまえばユーザーに強い違和感を与えてしまいます。不信感を抱かせてしまう危険性はかなりのリスクです。

日本語ドメインのメールアドレスがつくれない

日本語ドメインを利用する場合、メールアドレスをそのまま日本語ドメインでつくることが出来ません。
メールアドレスを取得した場合は、Punycode(ピュニコード)で変換されたメールアドレスとなり、その為非常に使いにくくなります。

(例)
希望メールアドレス:info@デザイン会社.com
実際のメールアドレス:info@xn--eck9awc8jl89ln34c.com

海外向きではない

企業で海外に発信していきたいグローバル企業やネットショップで海外へ販売していきたいWebサイトの場合は、日本語ドメインは避けるべきです。
日本語を理解していないユーザーからすればクリックされることは中々難しいです。
外国人にとっては、日本語ドメインのWebサイトは、パソコンに日本語を設定して日本語を打ち込んだりしないと表示させることが出来ない為、使い勝手が悪いです。
海外の利用者を増やすのであれば日本語ドメインは避けるべきです。

日本語ドメインにSEO効果はあるのか

日本語ドメインは特設サイトやマーケティングとしての活用方法は沢山ありそうですね。
そもそも検索エンジンであるGoogleの重要な基準としては「有益なホームページ」である為、コンテンツの質が重要ですのでSEO効果としてはドメインを日本語ドメインか英語ドメインかではあまりないとも言えます。
日本語ドメインにしたからと言ってSEO効果はほとんど期待は出来ませんが、プロモーションの一環としてはインパクトはあるかもしれませんね。