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バッファとは

「バッファ」とは、コンピュータや通信システムなどでデータを一時的に格納する領域のことを指します。データが送信される前や処理される前に、データが受け取られたり、出力されたりするために使用されます。

例えば、音声データをストリーミング配信する際に、ネットワーク帯域幅が低い場合、音声が途切れたり、遅れて聞こえることがあります。
このような問題を解決するために、送信側や受信側にバッファを設けて、データの蓄積を行うことがあります。送信側はバッファにデータを蓄積し、一定量たまったら送信を行います。
受信側も同様にバッファにデータを蓄積し、一定量たまったら再生を行うことで、音声の途切れや遅延を防止することができます。

また、コンピュータの処理でも、バッファを利用することがあります。
例えば、データベースから大量のデータを取得する場合、一度に全てのデータをメモリに読み込むことはできません。
そのため、一部のデータを取得し、バッファに一時的に格納してから、必要な時に取り出すことが行われます。これにより、メモリの効率的な使用や、処理速度の向上が期待できます。