2021.12.27|WordPress
WordPress(ワードプレス)で使うテンプレートファイルと使えるテンプレートタグ
WordPress(ワードプレス)は、表示されるページの種類によって出力されるテンプレートファイルが異なります。複数のテンプレートファイルから構成されていて、その中でもheaderやfooterのように全へーじ共通で出力するインクルードファイルや記事のタイトルや日付を出力するテンプレートタグ等の様々なphp関数(タグ)を使って構成されています。
そこで今回は、WordPress(ワードプレス)で使うテンプレートファイルと使えるテンプレートタグを解説します。
本記事の内容
テンプレートファイル
テンプレートファイルは、WordPressテーマを構成するPHPファイルの事です。
ファイル名 | 解説 |
---|---|
header.php | ヘッダーテンプレート |
footer.php | フッターテンプレート |
index.php | メインテンプレート |
sidebar.php | サイドバーテンプレート |
page.php | ページテンプレート |
archive.php | アーカイブテンプレート |
content.php | コンテンツテンプレート |
single.php | 投稿記事テンプレート |
comments.php | コメントテンプレート |
search.php | 検索結果テンプレート |
searchform.php | 検索フォームテンプレート |
functions.php | 関数定義ファイル |
404.php | エラーページテンプレート |
インクルードタグ
インクルードタグとは、テンプレートファイルの中で別のテンプレートファイルを読み込み、ヘッダーやフッターのように特定のパーツを前頁共通に表示させる時に利用します。
header.php読み込みタグ
<?php get_header(); ?>
footer.phpを読み込む
<?php get_footer(); ?>
sidebar.phpを読み込む
<?php get_sidebar(); ?>
comments.phpを読み込む
<?php comments_template(); ?>
検索フォームを読み込む
<?php get_search_form(); ?>
テンプレートタグ
テンプレートタグは、WordPressで何かを表示・出力させたいときに使いPHP関数のことです。
記事のタイトル表示
<?php the_title(); ?>
記事の本文表示
<?php the_content(); ?>
記事の投稿時間表示
<?php the_time(); ?>
記事の投稿日時表示
<?php the_date(); ?>
記事のパーマリンク(URL)表示
<?php the_permalink(); ?>
記事のカテゴリー表示(リンク付き)
<?php the_category(); ?>
記事のタグ表示
<?php the_tags(); ?>
記事の著者名表示
<?php the_author(); ?>
記事ID表示
<?php the_ID(); ?>
ページ一覧表示(リンク付き)
<?php wp_list_pages(); ?>
カテゴリ一覧表示(リンク付き)
<?php wp_list_categories(); ?>
前の記事へのリンク表示
<?php previous_post_link(); ?>
次の記事へのリンク表示
<?php next_post_link(); ?>
検索文字列表示
<?php the_search_query();?>
記事のトラックバック(URL)を表示
<?php trackback_url(display); ?>
タグクラウド表示
<?php wp_tag_cloud(); ?>
カレンダー表示
<?php get_calendar(); ?>
リンク付きアーカイブリスト表示
<?php wp_get_archives(); ?>
blogテンプレートタグ
テンプレートタグは、WordPressで何かを表示・出力させたいときに使いPHP関数のことです。
ブログのタイトル表示
<?php bloginfo( 'name' ); ?>
ブログの説明文表示
<?php bloginfo( 'description' ); ?>
ブログ管理者メールアドレスを表示
<?php bloginfo( 'admin_email' ); ?>
サイトURLを表示
<?php bloginfo('url'); ?>
文字コードを表示
<?php bloginfo('charset'); ?>
AtomフィードURLを表示
<?php bloginfo( 'atom_url' ); ?>
RSS2.0フィードURLを表示
<?php bloginfo( 'rss2_url' ); ?>
WordPressのバージョンを表示
<?php bloginfo('version'); ?>
条件分岐タグ
条件分岐タグは、テンプレートファイル内で表示される内容や、特定のページ内容を表示する条件を設定する際に利用します。
メインブログページが表示されている場合
<?php if(is_home()): ?>
// コンテンツを表示
<?php endif; ?>
サイトのフロントページが表示されている場合
<?php if(is_front_page()): ?>
// コンテンツを表示
<?php endif; ?>
個別記事のページが表示されている場合
<?php if(is_single('記事ID')): ?>
// コンテンツを表示
<?php endif; ?>
ページが表示されている場合
<?php if(is_page('ページID')): ?>
// コンテンツを表示
<?php endif; ?>
ページがカテゴリーと関連付けられている場合
<?php if(is_category('カテゴリID')): ?>
// コンテンツを表示
<?php endif; ?>
タグのアーカイブページが表示されている場合
<?php if(is_tag('タグID')): ?>
// コンテンツを表示
<?php endif; ?>
まとめ
WordPress(ワードプレス)は、色んなファイルと色んなタグで構成されています。 全体の構成を理解してタグを覚えておくと使いたいときにすぐに使えるようになります。条件分岐は特にWordPress(ワードプレス)の開発を行っている方であれば必ず必要になってくる時がでてきます。色んな条件に合った条件分岐を覚えておくとよいと思います。