2021.12.4|JavaScript(jQuery)
htmlとcssで組み立てたコードと jQuery Mobileで組み立てたコードの違い
jQuery mobileは、スマートフォンサイトやタブレットサイト向けのUI(ユーザインタフェース)を簡単に制作できます。 JavaScriptのライブラリだけでなくUI(ユーザインタフェース)を拡張するライブラリも提供されています。
jQuery mobileは、ページ要素の配下にdata-role属性がheaderやfooterである要素を配置することで、定型的(ウィジェット要素)なヘッダー、フッターを作成できます。 また、ボタン、リスト、フォーム、ポップアップなど、すべて定型的(ウィジェット要素)に作成できます。 通常のHTML要素にjQuery mobile用の要素を指定し組み立てていきます。
今回は、htmlとcssで組み立てたコードとjQuery Mobileで組み立てたコードの違い比較してみます。
本記事の内容
htmlとcssで組み立てたコードとjQuery Mobileで組み立てたコード
jQuery MobileページはHTML5のルール、jQuery Mobileルールにのっとって記述する必要があるます。
data-role属性の値に、「header」や「content」など、用意されているUIタイプを指定することによってUIを表示させることができます。
二つのコーディング方法の違いを見てみます。
1.containerのコーディング比較
htmlとcssで組み立てたコード
<div id="container">
ページ
</div>
jQuery Mobileで組み立てたコード
<div data-role="page">
ページ
</div>
2.headerのコーディング比較
htmlとcssで組み立てたコード
<div class="header">
ヘッダー
</div>
jQuery Mobileで組み立てたコード
<div data-role="header">
ヘッダー
</div>
3.contentのコーディング比較
htmlとcssで組み立てたコード
<div class="content">
コンテンツ
</div>
jQuery Mobileで組み立てたコード
<div role="main" class="ui-content">
コンテンツ
</div>
4.footerのコーディング比較
htmlとcssで組み立てたコード
<div class="footer">
フッター
</div>
jQuery Mobileで組み立てたコード
<div data-role="footer">
フッター
</div>
jQuery Mobile要素で組み立てたhtml
上記でご説明したjQuery mobile要素を使ってヘッダー、コンテンツ、フッターを組み立てます。
jQuery mobile要素を使ったページ
<!doctype html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1">
<title>jQuery mobile要素を使ったページ</title>
<link rel="stylesheet" href="https://code.jquery.com/mobile/1.4.2/jquery.mobile-1.4.2.min.css" />
<script src="http://code.jquery.com/jquery-1.11.0.min.js"></script>
<script src="https://code.jquery.com/mobile/1.4.2/jquery.mobile-1.4.2.min.js"></script>
</head>
<body>
<!--ページ領域-->
<div data-role="page">
<!--ヘッダー領域-->
<div data-role="header">
ヘッダー
</div>
<!--コンテンツ領域-->
<div role="main" class="ui-content">
コンテンツ
</div>
<!--フッター領域-->
<div data-role="footer">
フッター
</div>
</div>
</body>
</html>
jQuery Mobile data-role属性一覧
jQuery mobileでコーディングする際のdata-role属性一覧をご紹介します。
data-role属性一覧
ウィジェット | 指定方法 |
---|---|
ページ | data-role=”page” |
ヘッダー | data-role=”header” |
フッター | data-role=”footer” |
ナビゲーションバー | data-role=”navbar” |
タブ | data-role=”tabs” |
リスト | data-role=”listview” |
ポップアップ | data-role=”popup” |
パネル | data-role=”panel” | 開閉式コンテンツ | data-role=”collapsible” |
開閉式コンテンツのセット | data-role=”collapsible-set” |
テーブル | data-role=”table” |
コントロールグループ | data-role=”controlgroup” |
フリップスイッチ | data-role=”flipswitch” |
レンジスライダー | data-role=”rangeslider” |
まとめ
jQuery Mobileの記述ルールいくつかありますが、htmlとcssで組み立てたコーディングと見た感じあまり変わりはありません。基本となる記述ルールを知っておけば意外と簡単です。
ここで解説したコードに要素を加えていけばUIデザインが表示されるようになるので細かいcssコードを入れなくても簡単です。