2022.6.21|SEO対策

alt属性(オルト属性)とは?SEOへの影響とSEOに効果的な書き方

alt属性(オルト属性)とは?SEOへの影響とSEOに効果的な書き方

ホームページで画像を掲載する際、imgタグを使用して画像を配置しますが、imgタグの要素に「altタグ・alt属性(オルト属性)」の属性を記述することができます。「altタグ・alt属性(オルト属性)」には意味があり、意味や役割を理解し正しく記述することで画像の最適化に繋がります。

今回は、alt属性(オルト属性)とは?SEOへの影響とSEOに効果的な書き方について解説します。

alt属性(オルト属性)とは?

alt属性(オルト属性)は、画像の代わりにテキスト情報を表示するためのプロパティ(属性)です。alt属性(オルト属性)は、「altタグ」「altテキスト」とも呼びます。
Googleやbing、Yahoo!などの検索エンジンのクローラーがホームページを巡回する時、検索ロボットは画像そのものを認識することはできません。そのため、画像を認識してもらうために「altタグ」には、画像の意味を適切に伝えるために、画像を説明するテキストを正しく記述する必要があります。

alt属性(オルト属性)とは?SEOへの影響とSEOに効果的な書き方

alt属性(オルト属性)の役割

alt属性(オルト属性)は、画像の代替テキストの役割だけでなく、元々は目の不自由な視覚障害者への配慮がされています。目の不自由な視覚障碍者がホームページを閲覧する時に「スクリーンリーダー」というソフトを利用します。「スクリーンリーダー」のソフトは、ホームページの情報を音声で読み上げてくれるソフトで、「HTML」で記述したテキストや文章を読み上げてくれます。この時に、画像を説明するための代わりになるのが「altタグ」です。「altタグ」に適切なテキストを記述することで音声ソフトが正しいテキストを読み上げてくれます。

また、インターネット環境が遅い環境やホームページが何らかの理由で画像の表示が遅延したり、表示されない場合があります。その場合、「altタグ」に適切なテキストを記述することで、画像の代わりに「altタグ」に記述したテキストが表示されるようになります。
alt属性(オルト属性)は、あらゆる配慮がされているため正しく記述することは必要不可欠です。

alt属性(オルト属性)のSEOへの影響

alt属性(オルト属性)は、「alt属性(オルト属性)の役割」で解説したようにあらゆる役割があります。「altタグ」の設定は、内部SEO対策として最も重要な対策です。「altタグ」に何も設定していないとGoogleやbing、Yahoo!などの検索エンジンのクローラーが何も認識できません。認識できないという事は、画像の部分を飛ばして巡回してしまいます。alt属性(オルト属性)を正しく設定することで、Google画像検索などの検索結果に表示され画像検索からのアクセス流入も期待できます。
Googleでは、画像へのalt属性(オルト属性)の設定を推奨していることもあり、画像の最適化を行う事でホームページの評価が上がる可能性があります。
また、画像にリンクを設定することで、「アンカーリンク」としての役割も果たすことができます。「お問い合わせ」や「コンテンツ」ページに内部リンクを行う際に、「altタグ」に適切なテキストを記述することで「テキストリンク」として扱われ、内部SEO対策としても有効的です。

画像をリンクとして使用する場合は、alt テキストを入力しておくと、リンク先のページについて Google が理解しやすくなります。テキストリンクのアンカー テキストを記述する場合を想像してください。

画像サイトマップを使用すると、サイト上の画像の詳細情報を Googlebot に伝えられます。それによって、Google 画像検索結果でサイトの画像が見つかる可能性が高まります。このファイルの構造はウェブページの XML サイトマップ ファイルと似ています。

参照:Google 検索セントラル ブログ

SEOに効果的な書き方

alt属性(オルト属性)の誤った書き方と正しく書いた使い方では、SEOの効果に大きく影響してきます。

画像にあった適切なキーワードを記述

「altタグ」には、配置している画像に対して正しいキーワードを記述する必要があります。画像やコンテンツの内容と異なるキーワードは記述しないようにします。画像の内容や説明をわかりやすく書くことが重要です。また、視覚障害者への配慮を考え、読み上げ機能を理解し、わかりやすい説明文にします。

※東京都渋谷区にあるエステサロンの写真を過程に「altタグ」の書き方を解説します。

alt属性(オルト属性)とは?SEOへの影響とSEOに効果的な書き方
✕ 適切でない書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="薔薇"/>
〇 適切な書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="フェイシャルエステ"/>
◎ より適切な書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="フェイシャル専門サロン「〇〇エステサロン」が渋谷に誕生"/>

キーワードを詰め込まない

「altタグ」には、配置している画像に対して正しいキーワードを記述する必要がありますすが、むやみにキーワードを詰め込まないようにします。キーワードを乱用することで、検索エンジンにスパムとみなされる可能性があり、悪影響を及ぼすこともあります。キーワードを並べたものではなく画像を具体的に説明したものを記述します。

✕ 適切でない書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="薔薇 女性 エステ エステサロン マッサージ 痩せる 小顔 コース"/>
〇 適切な書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="フェイシャルエステコース"/>
◎ より適切な書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="フェイスラインをしっかりと引き上げていくフェイシャルエステコース"/>

適切な長さで記述

「altタグ」には、短くてわかりやすい説明文を記述します。alt属性(オルト属性)の文字数の決まりはありませんが、キーワードの詰め込みや乱用も含み、内容を詳しく説明しようとしたりSEO対策のためにキーワードを沢山入れ込んだ長文は避けましょう。文章を長くしすぎることで検索エンジンからスパム行為として扱われる場合があります。

✕ 適切でない書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="お顔のむくみ・たるみ・しみ・そばかす・毛穴の黒ずみなど、お肌のトラブルを光の力でトータルケアします。女性本来の美しく輝きのあるお肌に導きます。"/>
〇 適切な書き方
<img src="エステ写真.jpg" alt="お顔のむくみやたるみにリフトアップトリートメント"/>

まとめ

alt属性(オルト属性)の設定はSEOの基礎知識でもあります。SEO対策の中でも一部ではありますが、細かいところから意識をして少しずつWebサイトを強化していきましょう。ひとつひとつ検索エンジン対策をすることでWebサイトへのアクセスの向上にも繋がります。サイトを見直してでもしっかりとしたalt属性(オルト属性)を見直しましょう。