2022.4.26|Webデザイナーになる方法
未経験からWEBデザイナーになれるの?Webデザイナーの現状と将来性
IT人材の需要が増えたことと、企業でも副業を推奨する会社も増えてきたことでWebデザイナーを目指す人やWebデザイナーに興味を持つ人が増えてきました。また、在宅ワークが増えたことで家で仕事ができるWebデザイナーやプログラマ・エンジニアなどの職業に就く人が増えてきています。
私も、Webデザイナーを目指している人へ技術講師を行っていますが、最近では転職を考えている、副業を考えている、在宅でできる仕事を考えている、などの相談に来られる方々が増えています。
「Webデザイナーにはどうしてなれるのか」
「Webデザイナーは稼げるのか」
「Webデザイナーは未経験でもなれるのか」
「Webデザイナーになる為に何を勉強すれば良いのか」
「Webデザイナーになるには独学でなれるか」
「Webデザイナーになるにはスクールに通った方がよいか」
さまざまな相談が寄せられますが、Webデザイナーという肩書に定義はありませんのでひと言でなれるかなれないかをお答えするのであれば、誰でもなることはできます。
Webデザイナーの世界も広い世界です。人それぞれにどんなWebデザイナーを目指すか、どのレベルのWebデザイナーになりたいかが重要です。
ただし、Webデザイナーになれたからといって簡単に稼げる仕事ではない事は、はっきり言えます。
今回は、未経験からWEBデザイナーになる方法。独学とスクールどちらが良い?を解説します。
本記事の内容
Webデザイナーを目指す目的
IT業界が注目されプログラマやエンジニアの仕事より、比較的なりやすいWebデザイナーの職業が注目されています。 目的は色んな考えの人がいますが、Webデザイナーのお仕事に興味を持つ人が増えています。
【Webデザイナーを目指す目的】
・自分でホームページを作ってみたい
・Webデザイナーの仕事に興味がある
・モノづくりができる仕事に就きたい
・転職を考えている時にWebデザイナーの仕事を知った
・在宅でできるWebデザイナーの仕事に興味がある
・主婦やママでも空いている時間に仕事がしたい
・副業としてWebデザイナーの仕事をしてみたい
・ITやWebの業界に興味がある
・技術職に就きたいと思ってWebデザイナーの仕事を見つけた
人によってWebデザイナーを目指す理由はさまざまです。
未経験でもWebデザイナーになれる?その理由
ひと言で言えば未経験でもWebデザイナーはなれます。
Webデザイナーの職業は試験や資格が一切なくWebデザイナーの定義がないので、Webデザイナーと肩書を付けてしまえばWebデザイナーになります。もちろん実力や技術が無いのにWebデザイナーの肩書を付けただけで就職できるわけではありませんが、フリーランスで仕事を受注する場合は、肩書を付けていないと仕事の受注をとるのも難しくなってきます。
Webデザイナーが、仕事を受注できて初めてWebデザイナーの始まりだと思います。
ただし、仕事を受注しただけでなくしっかり納品を行い最後までクローズすることがWebデザイナーの仕事です。
IT業界の中でもエンジニアやプログラマーの世界では職に就いて何年生や何年目と判断されることも多いですが、Webデザイナーの世界でもWebデザイナーの活動を始めて何年目になるかで判断されることもあります。Webデザイナーの場合は、1年目から2年目だと、まだ見習と判断されることも少なくはありません。
Webデザイナーで5年以上や10年以上活躍している人は沢山いますが、もちろん技術や知識次第ではありますが、活動を始めて3年目に入ればやっと一人前と言えると思います。
未経験でもWebデザイナーになる為に必要な心がけ
未経験でもWebデザイナーになれるとお伝えしましたが、仕事を定期的にとれるようになる一人前のWebデザイナーになるのは簡単なことではありませんし、どんな仕事も同じことを言えますが、勉強と努力は必ず必要になります。技術職でもあるWebデザイナーになる為には、技術や知識だけでなくコミュニケーション能力も付ける必要があります。
簡単に
「Webデザイナーになりたい」
「Webデザイナーの仕事をしたい」
と言う人もいますが、認められるWebデザイナーになるためには、覚える事や身に付けることが沢山あるため、時間も努力も必要ですし、空いた時間で仕事が成り立つ職業でもありません。
個人で活動している人や企業で活躍している人は、プライベートの時間を勉強に使ったり、寝る時間や休日を少しでも割いて仕事したりなど努力している人は沢山います。
なぜ、それほど時間を使って勉強や仕事をするかというと、Webの職業は内容の幅が広く、時間が足りないくらい覚えることや身に付けることが沢山あるからです。
また、Webの知識を取り入れながら技術も磨かなくてはいけなく勉強することの終わりがなく、ITやWebの世界は情報や技術の発展が早いので時代にもついていきながら活動をしなくてはいけないからです。
ただし、Webデザイナーになると言っても人それぞれに目的値が異なり、
「毎月5万円程度稼げれば」
「Webデザイナーのサポートができるようになれば」
「自分のホームページが作れるようになれば」
など最低限の目的値で考えているのであれば、プライベートの時間を沢山割いたり、休日に勉強したりなどする必要もなく、ある程度の時間を使えば目的に合ったWebデザイナーになれます。
未経験から本気で認められるプロのWebデザイナーになる為には、それなりの覚悟や心がけは必要です。
Webデザイナーの現状と将来性
Webデザイナーの職業は、インターネットの普及と共にWebサービスやスマートフォンの登場によってIT業界・Web業界が注目されるようになりWebデザイナーの職業も毎年増加しつつあります。
さらに、インターネット上で取引や情報交換ができるようになりインターネット広告やソーシャルマーケティングサービス(SNS)といったマーケティングの幅が広がりWebマーケティングやSNSマーケティングの職業にも注目が集まるようになり、マーケティングそもそもの土台となるホームページやWebサービスを作る仕事であるWebデザイナーの職業に興味を持つ人が増えているのも現状です。
それとは逆に、Webデザイナーなる人が増えすぎているのも現状です。
Webデザイナーなる人が増えフリーランスで活動する人が増えたことで、価格競争が激化しWebデザインに関わる全体的な単価や費用が10年前と比べるとかなり下がっています。
また、Webデザイナーが増えているものの企業が求めているスキルやレベルのWebデザイナーが少ないのも現状であり、企業が採用活動を行っても求めている人材や即戦力に繋がる人材が来なくて苦戦をする企業も沢山見られます。
そのような現実を考えれば、これからもWebデザイナーの需要はまだまだあります。企業が求める即戦力のWebデザイナーを目指すことで将来性は十分にあると言えます。
IT人材とWebデザイナーの需要
IT業界にAI(人工知能)やビッグデータなどの産業が急激に強化されたことにより、あらゆるものが自動化されたり、自動化されるアプリケーションが登場し、Webデザイナーの将来性が不安視されていますが、人の感性をもとに作るデザインやトレンドやユーザーニーズをキャッチするのは人間です。
単純な工程は、AI(人工知能)やアプリケーションに役割が変わったとしても、ユーザー体験を高めて成果を出せるWebデザイナーのお仕事は需要はなくなりません。
また、スマートフォンやWebサービスの普及でIT人材の需要性は毎年高まる一方です。
経済産業省の『IT人材需給に関する調査(2019)』によると、IT人材の需要は今後も増加傾向にあります。
IT人材需給に関する調査
出典:経済産業省
国内電子商取引市場規模やインターネット広告の規模が拡大している事でWebデザイナーの需要は高まっています。
BtoB、BtoCの市場でWebサービス、ECサイト、アプリケーションサービスが毎年増加している事で、Webデザインの仕事は今後も需要は続きます。その分、Webデザイナーに求められる技術や知識は今以上のものが求められ、Webデザイナーの中でもUI/UXデザインを意識したデザインや知識が求められていくことになります。
経済産業省が行った「令和2年度電子商取引に関する市場調査」によると、2020年度のBtoCのEC市場規模は約19.3兆円、BtoBのEC市場規模は334.9兆円となっています。
令和2年度電子商取引に関する市場調査
出典:経済産業省
まとめ
Webデザイナーという職業は正直「努力」に尽きる仕事です。
Webデザイナーに必要なスキルや知識は無限にあるため飽きない仕事でもありますし、何より楽しい仕事ですが、それなりにどのWebデザイナーも日々努力をしています。5年、10年以上活躍されている人でも、覚える事や蓄えなくてはいけない知識はまだまだ沢山あります。時代についていくスピード感も大事ですが勉強の積み重ねが必要な職業です。
Webデザイナーを目指そうと思っている人は、自分が努力できる人間かを考えることも大切です。一般的な調査の結果では、平均年収は高いとは言えません。それらを踏まえて職業の選択を行う事をおすすめします。
Webデザイナーを目指すと決めた人は「努力」すれば必ず目に見えて「努力」がついてくるお仕事なので毎日コツコツ学習をしていきましょう。